八支則 ~ヨガの教え~
前回、アヒムサーについて書きました。
これをきっかけにヨガ哲学に触れてみたいと思います。
そもそも、アヒムサーは八支則の中に出てくる教えの一つです。
八支則は次の8つの段階であらわされています。
1 ヤマ(Yama):禁戒
日常生活の中で、やってはいけない5つの教え。
「~してはいけない」であらわされている。
ヤマの1つにアヒムサーがあります。
2 ニヤマ(Niyama):観戒
日常生活の中で、推奨される5つの行動。
自分がどうあるべきかを示している。
3 アーサナ(Asana):坐法
実際のヨガのポーズを練習し呼吸を深めていく。
私は、このアーサナから入っていますが、本来のヨガでは、ヤマ、ニヤマの後にアーサナを始めます。
まだまだ、ヤマ、ニヤマの実践が足りていないので、ヨガ教室に通いながら、
日常生活の中で、ヤマ、ニヤマを意識して実践するのが、今の私の目標です。
4 プラナーヤーマ(PranaYama):調気、呼吸法
プラーナは生命エネルギーのこと。プラーナヤーマは深い呼吸を行い、生命エネルギーを体に取り込んでいくことです。
深い呼吸とともに生命エネルギーを身体に取り込み、心身ともに安定させていきます。
5. プラティヤハーラ (Pratyahara):制感
感覚をコントロールすること。
五感で感じるものを内側へ向けていき、自分自身を見つめていきます。
外側に向いている心や意識を、自分に向け、それを感じている自分を客観的に見つめていきます。
6. ダーラナ (Dharana):集中
一点集中。
心を一点に集中させることで、周りの物が気にならなくなります。
7. ディヤーナ (Dhyana):瞑想
瞑想状態。
意識を集中しなくても、瞑想状態に入ることができます。
8. サマーディ (Samadhi):三昧
悟り。
これ以上ない至福の状態です。
サマーディに到達するのは、ヨガの達人の中でもほんの一握りの人たちなんだそうです。
ここまでできなくても、5のプラティヤハーラに到達したいと私は思いました。
いついかなる時も、自分の心をコントロールできれば、最高だと思いませんか?