アスティヤ　～ヨガの教え～

今回は、アスティヤについてです。

アスティヤは八支則の底辺にあるヤマ（禁戒）の１つで、

不盗、つまり、「盗んではいけない」という意味です。

物理的な面だけでなく、精神的な面でも盗まないということになります。

 

他人の物を盗むだけではなく、例えば、相手との待ち合わせに遅刻するということも、

その相手の時間を奪うのと同じことになります。

そのほかにも、

・行列に割り込む。

・相手の話をさえぎって、自分の話をしてしまう。

・ごみをポイ捨てする。（そのゴミを拾ってくださる人の時間を奪っていますよね。）

というようなものが、該当すると考えられます。

 

私の場合、現在、３歳の娘がいますが、

保育園の登園の際、自分が慌てているため、一生懸命に自分で靴を履こうとする娘を待ちきれず、

私が履かせてしまうことがあります。

これも、娘の成長の機会を私が奪っているんだと思いました。

私がやったほうが早いと思ってつい、手を出してしまいますが、

これも、私が余裕を持った行動ができれいればよいだけのこと。

自分の時間の使い方を改めねば。。。と思います。

 

また、奪うだけではなく、”必要以上の物を取らない”という意味もあります。

・暴飲暴食

・必要以上の洋服やモノ

・電車のシートを広くとる

・満員電車で席を必要としている人が目の前に立っているのに席を譲らない。

などが挙げられます。

 

ストレスがたまったときなど、暴飲暴食に走ってしまう私・・・。

でも、これも、アスティヤに反しているし、

自分の身体に対するアヒムサー（非暴力）にも反していますよね。

 

あなたも、あなたの思うアスティヤについて、考えてみてください。

考えて何か１つでも気づくことがあったら・・・

それだけでも、素晴らしいと思います。

ヨガ